トイレトレーラーFAQ

  • 汚水タンクは何回使用したら汲み取りが必要ですか
    トイレットペーパーの使用量、流し方などによって変わりますが、汚水タンクが満タンになるまでに、4部屋合計で1,200回~1,500回分程度の使用が可能と試算しています。
    【算出根拠】
    ・水洗ペダル1回で200ml
    ・排水タンクの容量757,000ml
    ・尿量200ml~400ml、大便150~200g
    ・トイレットペーパー長さ80㎝(幅11.4㎝)使用すると1.824g
     小便300ml+水洗1回分200ml=500ml=1500回
     大便200ml+水洗2回分400ml=600ml=1260回
  • 断水時はどうするの?
    トイレトレーラーは、給水タンクを満タンで、排水タンク空で被災地に駆けつけます。給水タンクの水が空になった場合は、近くの水源から揚水ポンプで給水したり、給水車から給水したり、ポリタンクに汲んできたを給水します。また、機動力をいかして自ら給水に向かうことができますので、水源が無い場所でも長期間の使用が可能です。
  • 下水道が使えない場合はどうするの?
    下水道が壊れた場合は、従来型の仮設トイレと同様に、排水タンクに溜まった汚物をバキュームカーで汲み取ります。また、バキュームカーが不足した場合も、トイレトレーラーは移動できるので、下水道が壊れていないところまで移動して、下水道に排出することも可能です。
  • 照明などの電源は太陽光発電だけで賄えるの?
    トイレトレーラーは照明と給水ポンプに電気を使っています。これには、太陽光発電で充電可能なバッテリー(2個)を電源として使用しています。悪天候が続いた場合には十分に充電ができないことも考えられますが、ポータブル発電機で一定時間充電すれば運用は可能です。
  • 夜間使用してバッテリーはどのくらい使えるの?
    トイレトレーラーは照明と給水ポンプに電気を使っています。バッテリーが満充電の状態であれば、一晩使用するのは可能です。しかし、充分に充電できていないこともありますので、夜間は発電機で充電しながら使用する予定です。
  • 被災地ですぐに使えるの?
    熊本地震では、公共施設のトイレは、断水によって長期間運用が困難となりました。給水(タンク454L)、排水、電源という要素を一定量車体内に確保してあることが長所であり、ライフラインの復旧状況に左右されることなく使用できます。
  • 地震発生直後の被災地は道路が寸断されて、このような大きな車両は通行できないのでは?
    孤立集落等、道路の状況によってはすぐに被災地に入ることが困難なケースもあると思います。しかし、トイレトレーラーは、道路さえ復旧すれば、その他のライフラインの復旧を待たずに使用できます。甚大な被害が発生し、避難生活が長期化した時こそ、普段使っているトイレと変わらない機能が、被災者に安心感を届けます。
  • 階段があって高齢者や障害者には使用しにくいのでは?
    手すりが付いていますので、手すりに摑まって階段の上り下りができる方なら、お使いいただけます。また、富士市では、日常生活の支援が必要な高齢者や障害者のために、バリアフリーの仮設トイレを備蓄しているほか、既存のバリアフリートイレで携帯トイレを使用することを想定しています。
  • なぜ長期に渡って衛生的に使用できるの?
    各室内には手洗い台、換気扇など、公衆トイレと比べても遜色の無い機能を有しています。また、床面には、水清掃用の排水口(ドレン)が付いており、衛生環境の維持につながります。
  • 災害時に通行許可車両として被災地に入れるの?
    トイレトレーラーは、自治体が所有するため、事前に緊急通行車両として事前に警察署に届け出ます。災害発生時には、「緊急通行車両確認証明」と「標章」を交通検問所で発行してもらい被災地に入ることができます。
  • 運転にはどのような免許が必要ですか?けん引免許所有者はいますか?
    けん引する車両の運転免許に加え、けん引免許が必要になります。

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